ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

標準的な「60/40」ポートフォリオ

標準的な「60/40」ポートフォリオ(グローバル株式60%、債券40%)の2022年のパフォーマンスは、金融危機の時を除けば、過去50年間でも最も低く、-14.4%。

株式60%、債券40%で構成されるポートフォリオは、2002年、2008年および2022年、最も厳しい損失を被りました。それ以外の殆どの期間では、このアプローチは全般に機能し、投資家にプラスのリターンを提供してきました。通常、マイナスのパフォーマンスとなった年の後には、大きく反発。
60/40ポートフォリオは、単にプラスのリターンを得るためだけでなく、2000年以降、株式と債券が逆相関であったことから一般的になり、優れた分散効果を生み出しました。

インフレ予想におけるサプライズは、株式、債券双方にマイナスであり、株式-債券間の順相関をより強めることになります。
インフレのさらなる持続、量的緩和の終焉、金利サイクルの復活は、債券パフォーマンスがサイクル全般においてより変動しやすくなる。

債券がもはや一貫して株式と逆相関にならないとしたら、投資家はポートフォリオにおける債券の役割を、分散効果よりも利回りを重視するなど、異なるものにする、あるいは変更を考える必要があります。