ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

成果の大きさを見極める

80%の成果でよいのであれば、少しの仕事量で済むのに、
100%を目指そうとすると、たくさん努力しても成果は上がらない。


→ パレート図


成果100%を目指そうとするよりも、別の成果を目的とした
仕事をしたほうがよい場合もある。


大切なのは、成果の大きい仕事は何かを見極めることだ。

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パレート図(累積度数分布図)

品質不良の原因や状況を示す項目(不良品数や損失金額など)を層別して値の大きい順に並べた棒グラフで表し、その累積百分率を折れ線グラフで示した図のこと。QC7つ道具の1つ。

 品質不良の大部分はわずかな不良項目が占めていることを示すもので、問題解決・改善に当たってどの項目が重要かを判断する際に使われる。


考案したのは、米国の経営コンサルタント ジョセフ・M・ジュラン(Dr. Joseph Moses Juran)博士である。1920年代半ばから品質不良の原因や現象の発生頻度に偏りのあることに気付いていたジュランは、のちにこれら現象が19世紀末にヴィルフレド・パレート(Vilfredo Federico Damaso Pareto)が示した定式(パレートの法則)に従うことを発見した。1940年代に書籍執筆のため自身のアイデアをまとめていたジュランはこの普遍的現象を「パレート原則」と名付けたことから、「パレート図」と呼ばれるようになった。
一国の富、企業の売り上げ、不良品の発生などにおいて分配・分布・発生原因を考えたとき、その大勢は少数の要因によって決定されるという経験則のこと。



パレートの法則
 イタリアの経済学者・社会学者、ヴィルフレド・パレート(Vilfredo Federico Damaso Pareto)が、欧州各国や米国の統計データに基づいて統計的に所得配分の研究を行い、1896年にローザンヌ大学の論文集に成果を発表した。ここで彼は、経済・社会体制が異なる国々でも、また異なる時期においても、所得金額xとx以上の所得のある人の数Rxの間に「Rx=Ax-α」という定式が成り立つと指摘した。Aは正の常数、αがパレート係数(値が小さいほど富の配分が不平等であることを示す)である。

 この研究において当該国のパレート定数は、それぞれほぼ1.5で一定であった。このことからパレートは、社会全体の所得の多くは一部の高額所得者が占めているが、それは国や時代の制度の問題ではなく、一種の社会的自然現象であると主張した。

 パレートの法則は早くから所得配分だけではなく、自然現象にも当てはまると指摘され、現在では品質管理、在庫管理、売上管理、マーケティングなどにも適用できるとされている。

 「不良全体の80%は、20%の原因に由来する」「売上の80%は、全商品の20%が作る」「売上の80%は、全顧客の20%によるものである」といった解釈がそれで、これらは俗に80対20の法則、2:8の法則、80-20ルールとも呼ばれる。

 米国の経営コンサルタント ジョセフ・M・ジュラン(Dr. Joseph Moses Juran )博士は、こうした普遍的現象を品質管理に適用することを提唱、この現象を「パレート原則」(Pareto principle)と呼んだ。品質管理で使われるパレート図、在庫管理で使われるABC分析などもこの原理に由来する。

 なお、2000年にゼロックスパロアルト研究所(当時)のレダ・A・アダミック(Lada A. Adamic)氏はパレートの法則は、べき法則power law)の一部として解釈できることを示し、注目された。