ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

2014-01-01から1年間の記事一覧

100−1=0

100−1=0。世の中には、こんな不可思議な数式がある。100から1を引いたら99のはずなのに、なぜか答えは0。算数なら間違いだろうが、ビジネスの世界では、ある真理を示している。 たった1つのミスがすべてを台無しにしてしまう――。業種を問わず、品質管理…

顧客体験のレベルを可視化(NPS)

顧客体験のレベルを可視化(資料) Net Promoter Score

けっして合意を見出せない交渉相手

人々の99%とは交渉が可能だが、けっして合意を見出せない交渉相手というのが稀に存在するという。①懐柔と挑発を交互に繰り出してくる人、②人間を完全に白か黒かで考える人だ。1.懐柔と挑発を交互に繰り出してくる相手 このような手合いの望みは話し合いに…

意思決定のあり方

正しい意思決定のあり方を考えるうえでまず理解すべきは、正しい選択をすることだけに集中していてはいけない、ということだ。判断に到達するプロセス、タイミング、そして判断を実行に移す方法も、判断の内容そのものと同じくらい重要なのだ。そのどれか一…

社長就任 最初の100日にやること

ボストン コンサルティング グループが数多くの企業のトップに「もし、もう一度やり直せるとしたら、最初の100日に何をするか」というインタビューをしたところ、下記のような事柄がかなりのCEO(最高経営責任者)から共通の答えとして挙げられた。CEOたちが…

「ERRC」(エルック)

ブルーオーシャン戦略では、バリューイノベーションを検討、実現するために、4つのアクションという道具を使います。これは、その頭文字から「ERRC」(エルック)とも呼ばれています。ERRCの考え方はこうです。ブルーオーシャン戦略を検討するのであれば、既…

攻殻機動隊と孫子で説くリーダー論

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」は、2002年に神山 健治監督によってアニメ化された作品である。この作品に登場するとある人物、荒巻 大輔課長は、孫子兵法の教えを体現したリーダーシップを発揮している。これはどういうことなのか。まずはこの作品の基…

やる気(モチベーション)

ホウレンソウ、目標管理など、管理を強化すればするほど、部下はやる気をなくす。評価はアバウト(≠不正確)に。 上司が部下よりも優秀であるという前提をなくす。 上司は「人」を管理するのではなく、「仕事」を管理する。 管理は、腹八分目が丁度よい。

複雑系とは

複雑系とは、相互に関連する複数の要因が合わさって全体としてなんらかの性質を見せる系であって、しかしその全体としての挙動は個々の要因や部分からは明らかでないようなものをいう。 ウィキペディア

ユング心理学における「シャドウ」

スイスの精神科医・心理学者であり、ユング心理学の創始者であるC・G・ユングは、「影(シャドウ)」という概念を提唱しました。 ユングによれば、人は社会に適応して生きていくために、善人の「仮面(ペルソナ)」をかぶって日常生活を送っています。その過…

戦略論の4つのアプローチ

図は一橋大学教授の青島・加藤氏が作成されたものです。「利益の源泉」と「注目する点」から戦略論のアプローチを4つに分類しました。 「外」の「要因」に着目する「ポジショニング・アプローチ」 「内」の「要因」に着目する「資源・アプローチ」 「外」の…

SCPモデル

SCPモデルとは、企業の収益性は産業構造に依存しているという考え方。産業構造が事業体にとって魅力的であれば、事業活動次第で高い収益性を上げることができるが、逆に産業構造が魅力的でない場合には事業活動でどれだけ努力してもそれなりの収益性しか達成…

井上礼之 ダイキン工業会長兼CEO

“一流の実行力と二流の戦略でいい” 重要なのがスピードです。今は戦略を作っても、できた時には時代遅れになるくらいに環境が変化します。だから責任者は方向を打ち出したら、すぐに実行する。まず実行に移して、肌で感じながら、戦略を変えていく。そのくら…

“組織”とは完全無欠たり得なくとも かなりは満足し得るべきもの

「いかなる組織構造であっても、組織として最小限満たさなければならない条件がある。すなわち、明快さ、経済性、方向付け、理解、意思決定の容易さ、安定性と適応性、永続性と新陳代謝である」(『マネジメント──基本と原則[エッセンシャル版]』) 第1に…

カルビーのグローバル化 松本晃会長兼CEOインタビュー

一番はコスト。二番はスピード感。三番はローカライゼーション■ほとんど進んでいなかったグローバル展開も、本格化させました。 言葉が悪くて申し訳ないんですが、これまでは趣味の海外事業、でしたね。本格的に海外事業でメシを食わなければ、という考え方…

勝てる組織文化

組織文化が常に素晴らしい結果をもたらすわけではない。事実、2012年にベイン・アンド・カンパニーが大規模なグローバル企業の上級幹部400名超にアンケートを取ったところ、自社の業績に文化が大きく貢献していると感じていたのは4人に1人以下だった。大多数…

すぐれた経営者はどこでも成功するのか?

皮肉にも、経済界で最も成功し、最も評価されている巨人たちは、業界には抗しがたい力がはたらいていることを承知している。彼らは、勝利を収めるためには戦う場所の選択が肝心だということをよく知っていて、「どんな状況でもすぐれた経営者は成功する」な…

デコンストラクション

デコンストラクションとは、バリューチェーンの分解と再構築を表します。バリューチェーンは、人件費の高騰や技術の進化によって変化していきます。この変化に甘んじず、積極的に競争優位を築くためにデコンストラクションを行います。BCGでは、バリューチェ…

コミュニケーションの4原則

■コミュニケーションの4原則 ドラッカーはコミュニケーションの4原則として「知覚であり、期待であり、要求であり、情報ではない」と定義している。1.コミュニケーションは情報ではない 私たちはコミュニケーションを「情報のやり取り」と思ってしまうこ…

人生の理想は「自己実現」である 東大名誉教授 竹内 均

私の考えでは、人生の理想は「自己実現」にある。自己実現とは、①好きなことをやり、②それで食うことができ、③しかもそれが他人によって高く評価されることである。だいぶへそまがりな人でも、これが人生の理想であることだけは認めてくれる。 自己実現をす…

自己実現とは

自分の可能性を最大限に活かし、自分がなりたい自分を実現して、自分らしい人生を生きていくということです。人は誰しも、その人特有の個性、才能といったものを持って生まれきます。何かを考えたときに、気持ちがわくわくするというのは自分の中にある才能…

実践知リーダー

組織の中でこのSECIスパイラルを持続的かつ高速で回していくためには、ある種のリーダーシップが必要。それが「実践知リーダー」。実践知は、その時々で変化する環境の中で、その前後の事象の関係性、つまり、その時々のコンテクスト(文脈)を読み解きなが…

SECIモデル(セキモデル)

■共同化(Socialization) 共体験などによって、暗黙知を獲得・伝達するプロセス ■表出化(Externalization) 得られた暗黙知を共有できるよう形式知に変換するプロセス ■連結化(Combination) 形式知同士を組み合わせて新たな形式知を創造するプロセス ■内…

組織戦略の考え方

■組織設計の基本は官僚制 「官僚制」という言葉はどうも最近世間では旗色が悪いネガティブなイメージで語られがちだが、実は会社を支える基本・足腰。ルーチンワークを確実に遂行できる人たちがいなければ会社は成り立たない ■ボトルネックへの注目 「ザ・ゴ…

組織論

問題を解決するのはヒトであって、組織構造ではない。 そのヒトの邪魔をすることはできるが、ヒトのやるべきことを代行してやってくれることはない。

計画のグレシャムの法則

ハーバード・サイモンは、「悪貨は良貨を駆逐する」というグレシャムの法則を組織に応用して、「ルーチンは創造性を駆逐する」と述べました(「計画のグレシャムの法則」)。これは、人は日常のルーチン業務ばかりに追われていると、長期的かつ重要な計画を…

グレシャムの法則

一つの社会で材質の悪い貨幣と良質の貨幣とが同一の価値をもって流通している場合、良質の貨幣は退蔵・溶解・輸出などで市場から消えて、悪い貨幣が流通するという法則。グレシャムが唱えた。「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉で有名。

「組織は戦略に従う」「戦略は組織に従う」

■「組織」と「戦略」の関係 「組織は戦略に従う」。アルフレッド・D・チャンドラーJr.が著書「Strategy and Structure」の中で述べている考え方である。 一方で、「戦略は組織に従う」という考え方をイゴール・アンゾフは提示している。この二人の著名な経営…

7S

7つのS」とは、マッキンゼーによって提唱されてフレームワークで、次の七つのSを頭文字とした経営資源を表したもの。7つのSは、企業戦略にあった最適な組織運営を考える際に適したフレームワーク。 優れた企業は、これら7つの要素は互いに補完しあい、強めあ…

シグナル&ノイズ(ビックデータ)

利用できる情報が急激に増えたが、知識を生み出すことに本当に貢献してりうものはほとんどない。 おそらく、これがビッグデータの時代に予測が失敗する理由だ。利用できる情報急増した結果、精査しないといけない仮説も大幅に増えたのだ。 データの中の意味…