ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

インターナルマーケティング

消費者が強い関心を持つようなイノベーティブ(創造的)な製品を市場に出していくには、技術とマーケティングイノベーションを同時に、かつスピーディーに実現していかなければならない。それには企業のトップはもちろん、あらゆる社員がマーケッターとなり、組織としてのマーケティング力を強化することが求められている。

一般顧客ではなく、社員対象に働きかけるマーケティングはインターナルマーケティングと呼ばれる。
「組織がその目標を中長期的に達成することを目的として実施する内部組織の協働のための一連のプロセスあるいはコミュニケーション」


経営者はまずは社内の人的な資源を最大限いかすことで全員マーケティングを目指す必要があり、そのためのベースとなるインターナルマーケティングが不可欠になってきている。

理念やブランドの意味を簡潔に示し、それを社員全員に徹底させるためマーケティングの手法を社内でいかすべきだ。また仕事をプロジェクトに分け、顧客の経験にかかわる複数の部門から人を集めてチームをつくるとともに、顧客満足など日々の仕事の成果自体が報酬となるような仕組みをつくる必要がある。さらに現場に多くのリーダーを育て、そのもとで自由に直接的な意見交換ができるような環境をつくる。そしてトップは現場だけに任せるのではなく、現場に行ってその場で顧客や社員と対峙(たいじ)することで、どのような支援ができるか真剣に考えることが重要だ。