ある時点での進捗を評価するとき、遅れているか進んでいるかという時間的進捗だけでは正確な判断ができません。例えば、とても早くプロジェクトが進んでいたとしても、人的コスト等が予想外に発生していた場合は、そのプロジェクトには問題があると判断しなくてはいけません。このような時間進捗とコスト進捗を同時に管理する手法をEV分析(アーンドバリュー分析)といいます。
アーンド・バリュー・マネジメントを導入する効果としては以下の事項が挙げられます。
・ コストとスケジュールでプロジェクトのパフォーマンスが物理的に測定できる
・ プロジェクトにおける問題点を可視化し、早期発見と対応が可能になる
・ 将来のパフォーマンスが予測できる、つまり、プロジェクトの完了見込み日、完了時の総コストなどが過去の積み重ねから推測できる
・ 具体的な数字で、他のプロジェクトや組織とのパフォーマンスの比較を行うことができる
・ 複数、複雑な作業の予測を集約できる