ビジョンは、和訳を探せば「予見、見通し」。また「視覚、視力」の意味でも使われることからも、「見える」ことを意味している。つまりそう遠くない未来の姿だ。一方、企業理念は「終わりなき理想」と表現されることもあるくらい、企業にとっての「永遠のテーマ」だ。
企業理念は英語ではミッションステートメント(Mission Statement)などとされる。解説書の中には、企業理念とビジョンは同じとしているものもあるが、ちょっと違和感がある。実際ビジョンを企業理念として掲げている企業も少なからずあるが、私は使い分けることをお勧めしている。
ビジョンを定義すると、「理念に近づいていくための中間目標」となるだろう。「○年後までにはここまで(具体的なこんな状態まで)になっていたい」という目標だ。ビジョン=「中期目標(場合によっては中長期目標)」と言えるだろうか。