ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

競争戦略の謎メモ

■競争優位の有無→競争優位の源泉
①現在取り組んでいる、または新規参入を計画している市場には競争優位が存在するか
②もし競争優位が存在するのならば、それはどのよなものか


■競争優位の有無
市場シェアが安定、利益率が高い・・・有

■競争優位の源泉
①供給面の競争優位:競合よりも安く製品・サービスを提供できる。特許やノウハウで保護された独占的な技術を持っていることでコスト優位を築くケースも

②需要面の競争優位・他の競合では満たせない市場の需要を獲得することで競争優位を築く。単に製品の差別化やブランドイメージによる問題ではなく(競合も同様に差別化等できるから)。顧客の習慣・スイッチングコスト・代替先を見つける難しさやそれにかかわる費用などの要因について、企業が顧客を囲い込んでいることから生じるものである。

③規模の経済:総費用に対して固定費の割合の占めるのが大きい業界では売上数量が増加するにつれて、製品単蚊当たりのコストが減少する。このような場合にはたとえ企業間の技術水準が変わらないとしても生産規模が大きい既存企業が他社の比べてコスト競争力を持つことになる。
地理的かつ製品種別的にローカルな市場でもっとも機能する。

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★競争優位有
→支配的企業が一社存在→撤退も検討
→支配的企業が複数存在→ゲーム理論、シュミレーションによる分析、協調分析

★競争優位無し
→業務活動の効率性の改善

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■競争優位の源泉
①供給面の競争優位:潜在的な競合にはまねのできないような低コスト構造を築くこと
(原価を他社より安く抑えるか、特許など独占的な技術を持つ事)

②需要面の競争優位:顧客の囲い込みによる競争優位
  ・習慣
  ・スイッチング・コスト
  ・探索コスト

③規模の経済の活用

■規模の経済(相対的シェア)
・真の競争優位は規模の経済と顧客の囲い込みの組み合わせ
規模の経済は市場シェアのではなく相対的なシェアの差によって決定する

規模の経済が競争優位として働くためにはコスト構造に加えてある程度の顧客の囲い込みが必要である。

1.規模の経済に基づく競争優位を持続させるためには、既存企業はそれを防除しなければならない
どんな小さい割合でも競合による市場シェアが奪われれば、その分だけ競合との平均コストの差が縮まり、既存企業の優位性は弱まる。

2.事業規模の大きさは問題ではなく(規模の経済と異なる)
そもそも規模の経済とはある市場の支配的企業がその市場で必要な固定費を競合より多くの製品に少なく割り当てることより生じるのである。
したがって規模の経済を創造する要因は事業規模の大きさそのものであなく、対象となる市場における占有率である。
※「対象となる市場」」とは地理的な面やその他の面であれその範囲内では固定費の金額が一定で変わらない領域のこと。

3.市場の成長は規模の経済を弱める
市場が拡大すると規模の経済に基づく競争優位は不利に働く。なぜなら、規模の経済に起因する優位性の強さは固定費の重要度の高さと直接的に関係する。
市場規模が拡大しても固定費の金額は一定であるが変動費は増加する為、固定費の割合は下がる。

例として、グローバルにまたがる自動車産業やインターネット産業では固定費の重要性は高まらない。
→ローカルでニッチな市場ほど規模の経済に基づく競争優位が効く。
・競争優位がない市場ではひたすら効率性を重視するほかない。
・規模の経済に基づく競争優位と戦略が他の競争優位とは一線を画す2つの理由
①他の二つの競争優位(供給面・需要面)よりも持続性が長く、それゆえ価値がある。
②時間が経過するにつれて自然に弱まるので、全力で防御しなければならない。