ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

経験情報だけに頼るな、先行情報7割、経験情報3割

「いかなる過去の強者・覇者も、市場やお客様の要求の変化に応えられない者は、衰微・衰退を免れ得ない」――これは、セブン‐イレブンの生みの親・鈴木敏文氏の一貫して変わらぬ哲学である。鈴木氏は「変化への対応」の重要性を、まさにくどいといっていいほど繰り返し強調してきた。

経験情報だけに頼っていると過ちを犯すことになる。
今日のように変化の速い時代においては、過去は必ずしも明日を保証しない。

この経験情報がまったく無意味かといえば、必ずしもそうではない。
そのまま明日にトレースするのではなく、あくまでも仮説を設定するときの材料として活かせば、有効な情報となりえる。ただし、重要度は3割程度。

もっと重要な情報として彼があげるのは「先行情報」。
マクロでいえば少子化、高齢化、世帯あたりの人数減などは、消費のあり方にも影響を与える。
すでに始まっているさまざまな社会・経済、そして消費の動き、人々の価値観やライフスタイルの変化の予兆やその予測、社会や消費のトレンドなどを読み込むことも、先行情報。
ミクロでは天気予報、気象予測も入り、生活催事、地域のさまざまな行事も先行情報として重要。