「経営の目的は利益の最大化ではない。損失の吸収である。従って企業は、事業に伴うリスクに備えるために、プレミアムを生み出さなくてはならない」というドラッカー博士の言葉を思い出します。
ドラッカー博士の指摘を一言で表現するならば「企業はつぶれずに存続することが第一」ではないかと思います。
ドラッカー博士は「利益の最大化を第一とせず、あくまで企業を存続させることを第一」としました。そして「存続させる」ために「リスクに備えることが必要であり、そのためにこそプレミアム=利益を生み出さなくてはならない」と言っています。この結論は「リスクへの備えの源泉はひとつしかない。それは利益である」です。