2024-02-09 パラジウム価格 資産運用 コモデティ(商品) 貴金属 8日のパラジウム現物価格が、2018年4月以来5年10カ月ぶりにプラチナ価格を下回った。パラジウムは18─22年まで上昇基調だったものの、23年は39%下落した。需要の8割を占める自動車セクターが、厳しい排ガス規制を受けて触媒装置をパラジウムからプラチナに切り替え始めたことが原因。触媒装置が不要な電気自動車(EV)の普及も、パラジウムの先安観に拍車をかけている。一方プラチナは宝飾品や他の業種からの引き合いがあるので、自動車セクターへの依存度はパラジウムに比べて低い。