ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

幸福の方程式 新しい幸福の物語

★★★消費が変わってきている理由を探る★★★


物質的豊かさと幸福との関係について、社会学者のジグムント・バウマン(1925〜 ポーランド出身の社会学者)は、「一人当たりGDPが一定水準に満たない場合は〈不幸〉だが、それが一定水準を超えると、一人当たりGDPと幸福度の間に関係は見られなくなる」と述べている。

「幸福を生み出すと期待される商品を買い、消費することが、近代社会の幸福の基本」であり、「近代社会における貧困というのは、買い続けることができなくなった状態である」

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■家族消費の時代
「マイホームと車を手に入れるのは幸せ」という物語を買っていた

■ブランド消費の時代
「ブランド品を手に入れるのは幸せ」という物語を買っていた

どちらも企業と広告業界が仕掛けた物語
マス広告の力
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モノを所有する幸福を求めているのではなくて、モノを所有する先にある幸福を得るための手段として消費するようになってきた
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☆「ストックの幸福」>「フローの幸福」

「フローの幸福」例えば、おいしいものを食べた瞬間に感じる幸福感。その瞬間が絶頂で、その後徐々に幸福感が冷めていきます。

「ストックの幸福」は、ある程度の期間安定している幸福感です。

⇒「ストックの幸福」に注目



☆幸福のペンタゴン・モデル
家族消費とブランド消費の物語に代わる「新しい幸福の物語」を進めて幸福へ導く5つの鍵


■時間密度
人生の時間の中で、充実した時間の割合の大きいことを言いますが、充実した時間には、2つの種類があります。ひとつは時間を忘れるほど夢中になっている時間です。今が満ち足りている時間です。もうひとつは、将来の夢としっかりと結びついたことができている時間。

■手ごたえ実感
知っていることが増えたとき、できなかったことができるようになったとき、お金がふえているとき、自分が成長しているのを実感したときなど、人生の手ごたえを感じるとき。
■自尊心
自分が生きている幸福の物語を自分で肯定できるかどうかを判定する鍵です。自分のことが好きになれないことは幸福の敵なのです。

■承認
他人から尊敬され、大切な人として扱われることを「承認」といいます。承認は、自分が生きている物語が、他人から見てもすばらしいもので意味があることを他人の目で確認することであり、他人の中に自分の「居場所」があることを確認する鍵なのです。

■裁量の自由
自分が好きなことを好きなときにできる自由があることで、自分が自分の物語の主人公であるための鍵です。言い換えれば、自分のことを自分で決める権限を持っていることです。


「新しい幸福の物語」
■自分を極める物語
・はまる ・手ごたえ消費(無印良品や家庭菜園など)
〈幸福の鍵〉・時間密度 ・手ごたえ消費 ・裁量の自由


■社会に貢献する物語
・ギルティフリー ・サステナビリティ
〈幸福の鍵〉・時間密度 ・手ごたえ実感 ・裁量の自由 ・自尊心


■人間関係のなかにある物語
・自分の居場所を確保・利他的・NPO
プレゼント、話題ネタ
〈幸福の鍵〉・時間密度 ・手ごたえ実感 ・裁量の自由 ・自尊心 ・承認

共通点=「つながり」

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自分を極める物語=自分と「つながる」

フロイトの「無意識
自分の中の知らない自分の部分。
「無意識の欲望」がもとになって人間は行動する。

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○特に話題ネタ消費が目立つ気がする
ラーメン屋の行列、ドーナツ屋の行列等々・・・

ユニクロが売れるのは?
消費は、物語を買う消費と「○○できればいい」という必要最低限の消費の二つあり、
ユニクロは後者。

物語を買う⇒価値を見出す(高くても買う)
 例)古いレコードをオークションで何万円も出して買う

二極分化