ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

ネーミングは5音7音が鉄則

抑揚で読ませていく英語とは違って、日本語には抑揚があまりない。ところが、日本人は、どうしても五・七に収まりのよさを感じてしまうのである。俳句や短歌で、刷り込まれていることもあるだろうし、日本語そのものが、五・七調となった時の心地よさを、言葉に内包しているのかも知れません。まとにかく、五・七が心地よい。だから、「音」で五か、七の数にネーミングを設計するのが鉄則なのだ。

ここで「音」の数というのは、母音の数と考えていただきたい。たとえば「ありがとう」は、a_ri_ga_to_uであるから5音となる。「ありがとう」と話してみると、そこに心地よいリズムを感じないだろうか? 基本はこのように数えるが、長音は臨機応変で、1音に数えたり数えなかったりする。たとえば「ありがとう」も、a_ri_ga_tohと読むと4音となる。これでも悪くはないのだが、a_ri_ga_to_uと5音で読ませるようにした方がよりしっくり感じるのが解るだろう。

また、「ん」は、通常1音で数えるが、前の語と連続して数えた方がしっくりくる場合は、そのようにする。たとえば「キャンキャン」はkya_n_kya_nでもよいが、kyan_kyanと2音で数えた方がより自然であろう。この辺りは臨機応変にする。

さて、音がしっくりくる数は、5と7が最右翼となるのであるが、では4以下、8以上はどうであろうか?
4・3・2音は、基本的にすべてOKである。1音というのはリズムがないから、ネーミングとしてはやめた方がいいだろう。字面で一語であっても、音では2とか3で読ませる言葉にするべきだ。たとえば、サに∧を被せて「ヤマサ」と読ませるなど。

一方8音以上はどうであろうか。8音以上になると、なんとなくしっくりこないので、人はそれを縮めた「略称」で呼ぶようになる。これは放っておいても自然とそうなってしまう。だから、ネーミングの設計に当たっては、8音以上となった場合は、「略称」をあらかじめ充分検討しておく。そして「略称」が、2・ 3・4・5音になるように何度も確かめてみる。
では6音はどうか。6音はしっくりこないので避けるべきだろう。