ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

ブランド価値とブランドの経済的価値

ブランドは、それが顧客の囲い込みにつながるときに競争優位との関連性を持ち、顧客の囲い込みが規模の経済と組み合わされると優位性がさらに強まる。
「ブランド価値」と「ブランドの経済的価値」とは区別されなければならない。
ブランド価値は、消費者が特定のブランド製品に対して他の通常商品よりも多く支払う部分の金額である。
それに対して、ブランドの経済的価値は、ブランドの付与によって追加的に生じる追加利益の増加である。

コカ・コーラ
 他の商品よりも大幅に上回る値段ではない。
 しかし、コカ・コーラを飲む人は、いつもコカ・コーラであることからわかるように、顧客の囲い込みが強い。
 しかも、流通と広告宣伝活動(=固定費)の両方で規模の経済を発揮しており(=限界利益が大きい)、新規参入者がこれを実現することは困難であるし、コカ・コーラがあたらしいブランドを創造する場合においても、競争優位を享受できる。