ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

コホート分析

エリック・リースのリーンスタートアップでは、構築(Build)-計測(Measure)-学習(Learn)というフィードバックループを、スタートアップにおける重要なサイクルだと位置づけている。具体的には、スタートアップが取る一つ一つの行動に対して、まずその行動によって期待できる効果を仮説として定義し、適切なデータを収集し、定義した効果が得られたかどうかをデータを基に検証するという一連のステップを何度も繰り返すことになる。

まず、サービス改善のためのデータの収集・検証においてはコホート分析を使用するのが一般的だ。

コホート分析では、サービスのコアと密接に結びつく重要なユーザー行動を定義した上で、そのデータを定期的に収集してサービス改善の正当性を検証する手助けとする。

総売上や、総顧客数のような総数あるいは累計値を見るのではなく、製品と新しく接する顧客グループの成績を個別に見る。この互いに独立したグループをコホートと呼ぶ。

つまり製品と接した顧客がその後とった行動に着目することで、顧客が何に関心があって、何に関心がなかったのかを知ることができる。そういった分析から、何が必要で、何が不要なのかを判断する。


定義例 AARRR
サービス運営上重要になる以下の5つのユーザー行動の頭文字を取ったものである。

Acquisition: 登録する
Activation: 使い始める
Retention: 使い続ける
Revenue: お金を払う
Referral: 友達に広める