ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

OKR

難易度の高い目標を掲げて進捗状況を確認できるようにするために Google でよく使われているのが、「目標と成果指標(Objectives and Key Results:OKR)」という手法です。
Google で目標を設定する際は多くの場合、組織の OKR の設定から着手します。3~5 個の目標を立て、それぞれの目標について成果指標を 3 個ほど設定し、全体としての優先順位を決めます。OKR は、トップダウンとボトムアップ双方の提案が組み合わさることで高い効果が期待できます。それには、時間をかける価値があると思うことは何か、最大限の力を発揮するにはどうすればよいかなど、組織の誰もが意見を述べられる土壌が必要です。

目標を設定する際のヒント:

目標は 3~5 個に絞ります。目標が多すぎるとチームにとって過度な負担になり、気が散って集中できなくなることがあります。
「採用を続ける」、「市場での地位を維持する」、「X を継続する」など、さらなる高みを求めない表現は使わないようにします。
「山を登る」、「パイを5つ食べる」、「Yという機能を実装する」など、到達点や状態を示す表現を使用します。
具体的、客観的、かつ明確な言葉を使用します。目標が達成されたかどうか、客観的に見て明らかであることが必要です。目標の具体性が高いほど、達成できる割合も高いことが調査により明らかになっています。
成果指標を設定する際のヒント:

1 つの目標につき、成果指標を 3 個ほど設定します。
計測可能で、実現すれば目標達成に直接結びつくことがわかるような指標にします。
行動ではなく、行動の成果を定義します。たとえば「相談」、「支援」、「分析」、「参加」などの言葉が含まれている場合は、行動を定義していることになります。成果指標では、「顧客満足度を評価する」ではなく「3 月 7 日までに顧客満足度を公表する」といったように、行動の成果を記述しましょう。
計測可能な指標には、完遂の証拠を含める必要があります。こうした証拠は、入手可能で、信頼性があり、容易に見つけられるものでなければなりません。