ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

キャッシュフロー計算書(間接法)

作成方法詳細




「間接法」では、当期利益からスタートします。
これに、非資産項目の減価償却費を加え、現金ベースの当期利益を算出し、売掛金、買掛金、前払費用、未払費用などを加減して、営業活動によるキャッシュフローを求めます

では、今回の例で、数式を書き込んでいってみましょう。

* 当期利益 [Q4]: = G63
* 減価償却費 [Q5]: = G52
* 貸倒引当金繰入額 [Q6]: = - I8
* 売上債権の増加 [Q7]: = - ( I4 + I5 )
* 棚卸資産の減少 [Q8]: = - I6
* 前払費用の増加 [Q9]: = Q9
* 仕入債務の減少 [Q10]: = I19 + I20
* 未払費用の増加 [Q11]: = I22
* 未払法人税等の増加 [Q12]: = I23

最後に

* 営業活動によるキャッシュフロー [M12]: = SUM ( M8 : M11 ) ・・合計を求めます。

以上で、I.営業活動によるキャッシュフロー(間接法)が完成です。

投資、財務活動のキャッシュフローと合わせ、キャッシュフロー計算書を完成させます。



ざっくり説明
間接法と直説法という分類は営業キャッシュフローまでの表示が異なるのみであり、投資キャッシュフローの区分以降は全く同じです。

※利息・配当金をキャッシュフロー計算書上で調整

1. キャッシュの収支金額でなく、経過利息を加味した発生額が損益計算書に計上されている受取利息・支払利息等を、いったんキャッシュフロー計算書上で反対記入をして"0"にします
2. 次に、小計の下で、実際のキャッシュの収支額を記入します


※税引前当期利益からスタートする場合は
法人税等支払い額=法人税法人税及び事業税[P/L]+未払法人税等増減[B/S]



フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー+(−投資キャッシュフロー

フリーキャッシュフローというと,この式そのままに「フリーキャッシュフローとは営業C/Fと投資C/Fの合計である」と言われることが多い。しかし「合計」と言われるからか,正しいイメージがつかめない。
フリー・キャッシュ・フロー = |営業C/F| − |投資C/F|
(|X|はXの絶対値)