大きなトラブルの前には、その前兆ともいえる小さな問題が発生している。
そうした問題をいち早く発見するために実践すべき行動。
①情報フィルターを避ける
部下は情報にフィルターをかけて伝えることがある。
自分の耳で聴く
様々な意見を探して聴く
若く、頭脳明晰な従業員から新しい傾向、異なった世界観を学ぶ
事業の中核メンバーと周辺で断絶んがないか周辺に足を延ばす
従業員や利害関係者でない人と話す
②人類学者のように観察する
人の言行は一致するとは限らない。人の行動を観察する(*1)
③パターンを探し、見分ける
意思決定では「直感」(=過去の経験したパターンに当てはまるか
否かを判断する能力)
④バラバラの点を線でつなぐ
組織の知識や考えを結集する
⑤価値ある失敗を奨励する
有益な失敗とそれ以外を区別。部下に失敗から学ぶ方法を教える
⑥話し方と聴き方を訓練する
組織全体のコミュニケーション能力を高める
⑦行動を振り返り、反省のプロになる
(*1)P&Gは人に「何が欲しいか」と尋ねるよりも、人の行動を観察するほうが有効であることを知っている。
同社の従業員は、消費者のスーパーマーケットの買い物に同行し、行動を観察する。