ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

「孫の二乗の法則」

「孫の二乗の法則」

  道天地将法 (どうてんちしょうほう) ・・・ 理念
  頂情略七闘 (ちょうじょうりゃくしちとう) ・・・ ビジョン
  一流攻守群 (いちりゅうこうしゅぐん )・・・ 戦略
  智信仁勇厳 (ちしんじんゆうげん) ・・・ 将の心得
  風林火山海 (ふうりんかざんかい) ・・・ 戦術

『道天地将法』『智信仁勇厳』『風林火山』は、孫子の原文から採用し、『一流攻守群』と『頂情略七闘』『海』は、孫正義のオリジナルである。

【道天地将法】(どうてんちしょうほう)=戦いに勝つのに五条ある。すなわち道、地、将、法なりこれは孫子の兵法に出てくる言葉で「道というのは人の 道。大義名分、道を誤ってはいけない。天の時、天の利、将を得なければいけない。法をきちっと整備し、守っていかなければならない」という意味である。

法:仕組み

 【頂情略七闘】(ちょうじょうりゃくしちとう)=頂上を極めて全体を見渡し情報を可能な限り得る。意味は「将たるものの心得として第一に挙げられた智つ まり知恵とは何かを展開したものである。高いところに立って情報を集め、戦略を練る。七は、マジックナンバーである。勝率七割と見たら果敢に闘う。七割よ り低くてはリスクが大きすぎるし、逆に、それ以上の確率を期待するとタイミングを逸する」という内容である。

 【一流攻守群】(いちりゅうこうしゅぐん)=第一人者たらんとする者は攻守均衡して群れをなして闘うのである。「常に一番を目指して、流れを見極め、攻 守のバランスを考える。そして、相乗効果狙いと危険な分散の両方の意味合いから複数の案件(群)を同時並行的に手掛ける」といった趣旨である。


 【智信仁勇厳】(ちしんじんゆうげん)=将に求められるは智、信、仁、勇、そして厳なり。これも孫子のなかに出てくる言葉で、「将たる者の心得として、知恵が優れ、信義を重んじなければいけない。勇気をもって決断をし、ある程度の厳しさも大切だ」ということである。

 【風林火山海】(ふうりんかざんかい)=海・呑み込むこと海の如く。この五文字は、闘いを展開するやり方、戦のやり方を示す。武田信玄が、「風林火山」の四文字を旗印にした。孫正義は、「大海に呑み込む」という懐の深さを表す「海」の字を付け加えた。