ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

トルネード

まったく新しいものが先駆 者を乗り越えて一般大衆に製品を受け入れてもらえるようになるためにはあるティピングポイントを超えなくてはいけません。


1)ボーリングレーン→キャズムを乗り越えるためには、特定市場にフォーカスし、そのニッチ市場を支配する製品をつくる。

2)トルネード→メインストリーム向けの戦略を推し進める。ボーリングレーンの時期のように顧客中心のニッチ戦略から一般的な顧客向けの戦略が必要。標準インフラの普及を推し進める。

キャズムを超えた後に訪れるトルネードでは、コモディティ製品・マーケティング戦略・生産能力の拡大で成長を加速する。

トルネードでとるべきマーケティング戦略は、1.競合他社を攻撃する(製品・価格・供給量) 2.流通チャンネルを拡大する 3.ユーザーを無視する

3)メインストリーム→再び顧客中心戦略に戻り、個別カスタマイズや差別化商品の開発により付加価値をつける。


重要なのはこれらのStepで要求される戦略がまったく異なり、リーダーシップとしても異なったものが要求されること、市場の反応から戦略のタイミングや切り替えを確実に実施していかないとうまく機能していかないと言う点。
マーケティングライフサイクルが移り変わる度、集中すべき点が大いに変わるので、戦略の転換・組織の再編成、それらの浸透が必要となる。