タバコ吸いますか?(喫煙者の心理)
タバコを吸っているという事実。そして、タバコは害があるという知識。この二つには矛盾があります。害があると思いながら、タバコを吸うのは、何となく落ち着かなくて、不愉快です。
この不愉快な気持ちを「認知的不協和」と呼んでいます。
人は、思いや行動に不一致、矛盾があると、心の中に不協和が生まれます。これは気持ちが悪いので、何とか不協和を下げようとします。
タバコを吸うこととをやめてもいいのですが、これはかなり難しい。そうすると、人は、変えやすいほうを変えます。
タバコには害がないと思えばよいのです。
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どんな広告を見ますか?(安心するための広告)
カタログをいっぱいもらってきて、考えて、考えて、選んだパソコン。さて、買ってしまった後は、広告もカタログも見る必要はないのですが、それでも人は広告を見ます。
しかも、自分が買った商品の広告を選んで!
他の広告を見て、もしも他のパソコンの方が良いと思ってしまったらどうでしょう。簡単に買い替えはできませんから、「私はこのパソコンを買った。しかし、あっちのパソコンの方が良かった」という認知的不協和状態になります。
こうなってしまっては困るので、自分の行動が正しかったと思うことができる広告を読もうとするわけです。
人は、自分の考えに会った、自分に都合の良い情報だけを選んで、集めてこようとするのです。