1.オズボーンのチェックリスト法とは
ブレーンストーミングを作ったアレックス・F・オズボーンが作った発想法で、あらかじめ準備したチェックリストに答えることでアイデア発想する方法です。具体的には、アイデアのテーマや対象を決めて、チェックリストの項目のそれぞれに対してアイデアを出していきます。
いまあるものを改善・改良、応用・転用するための発想スキルで、問題解決型アプローチと言うことができます。
2.九つのチェックリスト
オズボーンが考案した9か条は以下の通りです。改良改善を目的とする場合は5)6)7)、用途拡大の場合は1)2)6)など、発想する対象(課題)によって、リストを選定して使うこともお奨めです。
1.転用
新しい使い道は?他分野へ適用はないか?
2.応用
似たものはないか?何かの真似はできないか?
3.変更
意味、色、働き、音、匂い、様式、型を変えれないか?
4.拡大
より大きく、強く、高く、長く、厚くできないか?
時間や頻度などかえれないか?
5.縮小
より小さく、軽く、弱く、短くできないか?
省略や分割できないか?何か減らすことができないか?
6.代用
人を、物を、材料を、素材を、製法を、動力を、場所を
代用できないか?
7.再利用
要素を、型を、配置を、順序を、因果を、ペースを変えたり
できないか?
8.逆転
反転、前後転、左右転、上下転、順番転、役割など転換して
みてらたどうか?
9.結合
合体したら?ブレンドしてみたら?
ユニットや目的を組み合わせたら?
3.SCAMPER法
オズボーンのチェックリスト法をボブ・イバールが改変した七つの質問リストによるアイデア発想法で、SCAMPERというのは、質問のキーワードの頭文字をまとめたものです。
Substitute(入れ替えたら?)
Combine(統合したら?)
Adapt(応用したら?)
Modify(修正したら?)
Put to other uses(使い道を変えたら?)
Eliminate(取り除いたら?)
Rearrange/Reverse(並び替えたら?逆にしたら?)