思わぬ問題が起きた時などは、「TCAS(Triage,Contain,Analyze,Solve)」などの明解な行動指針が必要である。
これは、T:優先順位づけ、問題定義、C:緊急対応、A:根本原因究明、S:根本対策、再発防止というもので、原因究明に時間をかける前にまず、優先順位をつけて対応し、これ以上の問題拡大を避けるという考え方である。
この時、優先順位をつける手法として「リスクアセスメント・ツール」がある。
これは問題となる対象ごとに、重要度を測る複数の指数を決め、その乗数によって優先順位を決める方法である。指数の点数づけを工夫することで、優先順位を明確にすることができる。
便利なテクニック
問題が起きた時には隠してしまおうという気持ちが起きるかもしれないが、そんな時は、この問題が新聞の一面に出たとするとどうなるのかを想定する「ニュースペーパーテスト」を、行うとよいだろう。