ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

自己実現とは

自分の可能性を最大限に活かし、自分がなりたい自分を実現して、自分らしい人生を生きていくということです。人は誰しも、その人特有の個性、才能といったものを持って生まれきます。何かを考えたときに、気持ちがわくわくするというのは自分の中にある才能の芽が、それに素早く反応しているからではないかと思うのです。ですから、自己実現というのは、自分の潜在能力を最大限に開花させるべく、本人が自分に目を向け、自分の特性を活かせる分野で生き生きと生きていく、ということ。


1 《self-realization》自己が本来もっている真の絶対的な自我を完全に実現すること。普遍的、絶対的自我の実現が究極の目的であり、それに導く行為が正しい行為だとする、T=H=グリーンやブラッドリーなどの倫理説。グリーンは、これが人生の究極目的であるとした。自我実現。
2 転じて、自分の目的、理想の実現に向けて努力し、成し遂げること。「―を夢見る」「第二の人生では地域への貢献を通じて―を目指す」

アメリカの心理学者アブラハム・マズローは自身の「欲求段階説(欲求の階層構造)」において、「自己実現の欲求」を5階層の最上位に位置づけた。これが「自己実現理論」である。この理論は教育学や経営学にも多大な影響をあたえた。

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本来から言えば、仕事をする人に「生きがい」や「働きがい」を与えるために仕事があるわけではありません。社会が必要とするから、その仕事の成果を必要とする人がいるから、仕事があるわけです。

つまり、他人が求める目標や目的に沿って価値を提供する。そしてその対価をいただく。これが仕事を考えるうえではずせない原則です。

ところが「自己実現」を優先してしまうと、意識が自分に向いてしまいがちになります。自分の「これがしたい」が仕事を進めるうえでの指針になってしまいます。これでは仕事における優先順位をはき違えている、といわれても仕方がありません。

仕事をするうえで目指すべきは「自己実現」ではなく「他己実現」です。
「他己実現」のために全力を尽くすのが仕事というものです。