ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

金価格は長期的には4~6倍に上昇する

基軸通貨のドル価格の下落があると、ドルの代替資産として買われる金価格は、長期で上げる傾向を示す。

世界の政府の財政赤字は恒常的。財政赤字が中央銀行による通貨の増発でファイナンスされると、「消費財+不動産+金融商品」のインフレ傾向を生む。

ドルが増発されることに応じて、このインフレが起こる。ドル圏のインフレは、長期の金価格を上げる。

現在の「信用通貨(円、ドル、ユーロ、元)」は、長期的には、GDPの増加率より発行量が増え続けるので、1単位(100円、1ドル、1ユーロ、1元)の価値は下がり続ける。

通貨の増発と低金利は、年間の生産量をほとんど増やせない金価格を上げる要素になる。

1オンス1,300ドル(1グラム42ドル:国際卸原価)を下回ると鉱山は損をするため、生産量が減って需給がひっ迫し、価格が上がる。

3,500トン/年のペースで採掘すれば、14年分しかない。1オンス2,000ドルの生産コストをかければ、採掘可能な金も少しは増える。しかし、可採埋蔵量が減っているため、鉱山からの生産の増え方は、ごくわずか。