ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

なぜ日経平均のPERは14~16倍程度で動くのか

なぜ日経平均のPERは14~16倍程度で動くのか。

投資家は「値上がりするだろう」と考えて株を買う。株価が値上がりしてPERが16倍程度に上昇すると益利回りは6%程度に下がる。その結果“投資魅力度が乏しい”と考え株を買う投資家が減る。同時に利益確定目的などの売り注文が増えるため、株価が値上がりしづらくなる。  反対にPER14倍程度まで株価が下がると益利回りは7%台に改善するため、“投資魅力度が高い”と判断した買い注文(いわゆる押し目買い)が増えやすくなる。その結果、日経平均は概ねPER14倍で下げ止まる。

長期平均的な水準がPER14~16倍に相当する益利回り(6~7%程度)で、これが「日本株のリスクを負担する対価として投資家が求める利回り」と考えられる。 

先行き不透明感があれば、投資家が求める利回りは高まり、PER12倍まで下がることもある。