ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

STPとは

まずは2つの軸を選びます。この作業はセグメンテーションと呼ばれます。二つの軸を選ぶ事により、市場を鳥瞰的に捕え、細分化のプロフィールを明らかにします。セグメンテーションで2つの軸を抽出する事によって、市場は最低でも4つに細分化されます。

セグメンテーション化された市場の中で、どこを攻略するか選択する作業がターゲティングです。ターゲティングする市場を選択する上で、それぞれのセグメントがどの程度魅力的か知り、評価していかなくてはなりません。その結果を元に、どのセグメントを標的としていくかを決定します。

ターゲットとなるセグメントの中での競合との差別化を、どのように行うかを決める事がポジショニングです。

STPを決定する作業は、マーケティング戦略の中核にも値することもあり、かなりの時間を要して分析を行う必要があります。

最も大変な作業はセグメンテーションで行う、軸を抽出する作業です。セグメンテーションの段階でベストと思っていた軸が、競合を調べたり、市場のニーズを調べて行く上で、ターゲットとする事が難しかったり、競合が強すぎて上手いポジショニングが無かったりします。

このような場合には、再度セグメンテーションにおける軸の抽出をやり直さなくてはなりません。

STPというタスクですが、S→T→Pの流れで必ず行う必要はありません。