糖質をとると、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高まる。この血糖値の上昇に伴い、膵臓からインスリンが分泌され、筋肉や肝臓にブドウ糖をグリコーゲンとして蓄える。
また、ブドウ糖は体内で糖エネルギーに変換され、主に運動によって消費される。しかし、これらにも限界があるため、使いきれなかった分のブドウ糖は全て中性脂肪へと変わり、体内に貯蓄される。
糖質を制限することで、インスリンの分泌が抑えられ、中性脂肪として体内に貯蓄されにくくなる。さらに、糖質を制限すると、身体は糖エネルギーの変わりに中性脂肪を燃やすことでエネルギーを作り出すようになる。
■効果高い量
1食あたり糖質50〜60g以下、1日あたり糖質70〜100g以下
朝・昼・晩全ての食事でご飯やパンなどの主食を食べずに糖質制限。糖質を摂らなければ血糖値は上がらず、インスリンの追加分泌も起こらないため効果高い。
■続けやすい量(ロカボ)
1日合計130g以下。朝・昼・晩の食事で各20〜40g、おやつで10gまでOK
※炭水化物=糖質+食物繊維
炭水化物は消化されやすさによって糖質と食物繊維に分かれる。トクホや機能性表示食品によく使われている難消化性デキストリンは、食物繊維。
< 糖 質 量 一 覧 >
白ごはん 150g(茶碗1杯) 55.2g
食パン 60g(6枚切り1枚) 26.8g
フランスパン 30g(1切れ) 16.4g
クロワッサン 30g(1個) 12.0g
うどん(茹で) 250g(1玉) 52.0g
中華めん(生) 130g(1玉) 69.7g
そば(茹で) 170g(1玉) 40.8g
スパゲッティ(乾) 80g(1人分) 55.6g
ミートスパゲッティ めん250gひき肉50g 77.7g
醤油ラーメン めん230gチャーシュー20g 69.7g
カップラーメン 1杯(めん65g) 43.7g
カップうどん 1杯(めん75g) 52.5g
カップ焼きそば 1杯(めん100g) 71.8g