ごろにゃ~の手帳(備忘録)

備忘録的ブログ。経営やマネジメント、IT、資産運用、健康管理などについて書き留めてます。

経営戦略

コホート分析

エリック・リースのリーンスタートアップでは、構築(Build)-計測(Measure)-学習(Learn)というフィードバックループを、スタートアップにおける重要なサイクルだと位置づけている。具体的には、スタートアップが取る一つ一つの行動に対して、まずその行…

繁栄の黄金律

山田修氏の提唱している経営セオリー 企業の成功のために特に重要な4つの要素 - ①成長戦略 X ②経営効率 X ③モチベーション →どれかが欠けていても全体が機能しない ④ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン - 3つの経営行動要素を有効に機能させるためには、コミュ…

ゲーデルの不完全性定理

一般的に言って、 「数学的に証明された」ことについては、もう議論の余地はない。どんなに年月が経とうと、決して反論されることもなければ、 科学理論のように、よりすぐれた理論に取って代わられることもない。 主義主張にも善悪にも関係なく、また、どん…

国民文化と組織文化:Hofstede は何を測定したのか?

佐藤悠一 (2008) 「国民文化と組織文化:Hofstedeは何を測定したのか?―経営学輪講 Hofstede (1991)」『赤門マネジメント・レビュー』 7(11), 821-832. AMR7-11-2.pdf - Hofstede は、『経営文化の国際比較』において、IBM 社における40 カ国11 万人の従業員…

グローバル経営における国民性(National Culture)指数

1.グローバル経営における国民性(National Culture)指数とその意味日本人は本当に集団主義なのか、それはビジネスにはプラスなのか・企業が新たに進出する国を決めるときは、経済指標だけでは見えてこないリスク要因を深く分析すべきで、特に国民性に関係…

スタートアップ成功の極意

「アントレプレナーの教科書」 顧客開発モデルの4ステップ(スティーブ・ブランク)1.顧客発見(聴いて発見) 2.顧客実証(売って実証) 3.顧客開拓(リーチを検証) 4.組織構築(本格拡大)スタートアップにチームは2つだけでよい。 →商品開発、顧客開発多くの…

アビリーンのパラドックス

アビリーンのパラドックス(Abilene paradox)とは、ある集団がある行動をするのに際し、その構成員の実際の嗜好とは異なる決定をする状況をあらわすパラドックスである。 暑い暑い夏の日、場所はテキサス州コールマンという田舎町。ある老夫婦とその娘夫婦…

価値共創型カーブアウト

一般的にカーブアウトと聞くと、ネガティブなイメージを抱くことが多い。 選択と集中のために事業を整理・売却するといったイメージである。これは、いわゆる撤退型カーブアウトである。 価値共創型カーブアウトとは、「潜在価値がある自社の事業を戦略的に…

極度の心配性の者だけが生き残る。

5Forces(競合企業、サプライヤ、顧客、新規参入、代替商品。規制業種の場合は+当局の6Forces)のどれかに、大きな変化の兆し(シグナル)がないかを常にチェックする必要があり、直観力を高めシグナルとノイズを見分け、感知できなければならない。極度の心…

極度の心配性の者だけが生き残る。

パラノイド(病的なまでに心配性の者)だけが生き残る。(Only the Paranoid Survive) 元インテルCEOアンドリュー・グローヴ(Andrew S. Grove)遅かれ早かれ、業界のビジネス基盤を根底から覆す変化が起きるため、その戦略変曲点(strategic inflection poin…

ブランドは資産

ブランドイメージが何らの形で影響している消費者の行動が競争優位につながることはあっても、ブランドがそれのみで競争優位となることはない。 認知度が高く、誰の頭にもすぐに思い浮かぶ象徴的な存在でありながら、それを持つ企業に卓越した利益をもたらし…

ブランド価値とブランドの経済的価値

ブランドは、それが顧客の囲い込みにつながるときに競争優位との関連性を持ち、顧客の囲い込みが規模の経済と組み合わされると優位性がさらに強まる。 「ブランド価値」と「ブランドの経済的価値」とは区別されなければならない。 ブランド価値は、消費者が…

学習する組織

学習する組織、組織の構成員に自主的な学習を促し、その成果を組織全体で共有することにより、高い競争力を実現する組織のこと。従来の権威主義的な組織(「管理する組織」)に対する対概念として置かれる組織モデルの一つ。資源依存型経営戦略理論の一つの…

SECIモデル

SECIモデルとは、ナレッジマネジメントの基礎理論で、組織内に存在する暗黙知と形式知が個人・集団・組織の間で、相互に絶え間なく変換・移転しているとする知識移転のプロセスのことを言う。 1994年に一橋大学の野中郁次郎・竹内弘高によって発表された…

資源依存型経営戦略理論

資源依存型経営戦略理論とは、競争戦略の中で自社の持つ何らかの経営資源を根拠に戦略を立案する戦略立案プロセスのことを指す。 従来の戦略理論は、ポーターの競争戦略、PPM、SWOT分析など、様々あるが、魅力的な産業の発見と業界内でのポジショニン…

バリュー・デリバリー・システム

「人は製品を買うのではない。製品がもたらすベネフィットに対する期待を買うのである」という限りにおいて、企業の事業活動は、製品・サービスを開発、製造するプロセスではなく、顧客を満足させるプロセスであるといえる。実際に顧客がお金を払って購入す…

先進的でありすぎると失敗する

新商品開発や広告の仕方で、先進性や、インパクトが強すぎると失敗する。 人は元来保守的で居心地の良さを求める。 前に触れたことがある気がするけど、ちょっと新しい、ちょっとエッジが効いてるくらいが丁度いい。

マネージャーとリーダーとの違い

マネージャーとリーダーとの違いは、マネージャーは部下ひとりひとりを見るが、リーダーは将来を見据える。

エントロピーとは? エントロピー増大の法則

エントロピーとは? エントロピー(entropy)は、ドイツの理論物理学者・クラウジウスが1865年に熱力学で導入でした概念で、「エネルギー」の en と「変化」(英語では、transformation)を意味するギリシア語 tropy の合成語でクラウジウスによって命名され…

タスク・フォースとは

一時的に設置され、特定の課題を達成するために機能する組織。「任務組織」や「特別作業班」などとも訳される。本来は、軍事用語の「機動部隊」という意。プロジェクト・チームという用語も、ほぼ同義に用いられる。しかし、プロジェクト・チームが長期間に…

ビジネススクリーン 9象限マトリックス

ビジネススクリーンとは、GE(ゼネラル・エレクトリック)とマッキンゼーが開発した9つのセルを使って、事業を9つのタイプに分けた上で、資源配分の方針を決めるためのツールである。GEのビジネスクリーンでは、PPMのように単に市場成長率とシェアで分類す…

SMARTの法則 目標達成に必要なこと

ブライアン・トレーシー考案の「SMARTの法則」では、目標達成には、 - 具体的であること(Specific) 計測可能性(Measurable) 同意(Agreed upon) 現実的(Realistic) 明確な期日(Timely) - の5つが必要と説く。 ブライアン・トレーシー Brian Tracy …

歴史に残る新商品には2種類ある

歴史に残る新商品には2種類あると考えている。一つは、従来の商品を新しい商品や技術で否定し、取って代わる(リプレースする)商品。もう一つは、従来の商品を否定するのではなく、併存する商品だ。リプレースする商品を開発するときに留意すべきことを説…

RBV(リソース・ベースト・ビュー) Resource-Based View

RBV(リソース・ベースト・ビュー) Resource-Based View企業内部の経営資源に競争優位の源泉を求めるアプローチ。フレームワークとして、VRIOがある。 RBVとは、企業内部の経営資源に注目して経営戦略を立案していく考え方です。 業界構造という外部環境と…

GCS分析

消費者視点のミクロ分析。Genle:ジャンル Category:カテゴリー Segment:セグメント例)自動車業界、ビール業界 G:ジャンル 移動手段、アルコール全体 C:カテゴリー 自動車、ビール S:車種別、タイプ別

マーケティング戦略立案のプロセス

各プロセスでは、フレームワークを活用し効率的に作業を進める。 1〜4までの作業がマーケティング戦略立案に相当。 「ポジショニング」が極めて重要なマーケティングの概念であり、ポジショニングを実現するためにマーケティングミックス(4P)を駆使して行き…

スマイルカーブ理論

台湾のパソコンメーカー、宏碁(エイサー)の創業者の施振栄(スタン・シー)氏が唱えたスマイルカーブ理論だ。製品の開発から販売に至る流れを横軸とし、その付加価値を縦軸にして線を描くと、真ん中の組み立て事業の価値が一番低い曲線になる。曲線が笑っ…

出資比率20%以上の経営上のガバナンスと会計上の影響

企業はこの議決権比率を何%取得するかで、その会社へ経営上のガバナンスと会計上の影響の双方の観点からの関与度合いが変わるのである。議決権を取得する時には大きくわけて5つの区切りがある。20 %以上、33.33 %超、50%超、66.66 %超、100 %である。…

RBV(リソース・ベースト・ビュー) Resource-Based View

RBV(リソース・ベースト・ビュー) Resource-Based View企業内部の経営資源に競争優位の源泉を求めるアプローチ。フレームワークとして、VRIOがある。 RBVとは、企業内部の経営資源に注目して経営戦略を立案していく考え方です。 業界構造という外部環境と…

実効税率

実効税率とは、法人税や事業税、住民税などの税率に基づいて計算された総合的な税率のことです。実効税率は、税効果会計や中期経営計画等で法人税等を想定する際に用いることが一般的で、実際の納税計算で使われることはありません。 実効税率とは、「税引前…